こころとともに。

私には、こころの病（うつ）を抱えて生きている友人が何人かいる。
外傷ではないし、話さないとわからない。
しかし、その「人に話す」というところまでいくのが大変で、
本当に一大決心をしなくてはならないほどだ。
そんな勇気をふりしぼってくれた友人と先日会った。

ありがとう。ここまでが長かったよな。

人間関係がうまくいかない。
会社は大丈夫なのか。
年老いた両親が心配だ。
自分の行く末はどうなる？

今、ほとんどの人は何かしらの不安を同時にいくつも持ち、
自分も紙一重ではないか、と感じることもよくある。
誰かに「お前は何も心配しなくてもいい。もう大丈夫だ。」
そう言われたいものだ。できれば保証もつけてくれ。　

その友人にも何か気のきいた手助けをしてあげたいのだが、
そもそも専門知識も、自分の経験もないので、できるはずもない。
ただ、いつものようにたわいもない話をし、一緒に飯でも食うだけだ。

でも、また話さないか？
そのためにも、お互いにどうしても生きていなくてはいけない。
俺ら、生きる理由はそんなもんでいいだろ。

1月も20日すぎて元日がやっときた気分。限りなく無垢なこころを大切にしたい。